大学院生からのメッセージ 深石貴大さん
2018年4月より当研究室にお世話になっています。東京医科歯科大学の糖尿病・内分泌・代謝内科の医局に所属し臨床医として勤務していましたが、縁あって群馬大学へ国内留学することとなり、膵内分泌前駆細胞としてのPP細胞の役割について研究しています。
当研究室は2016年4月に発足した比較的新しいラボで、雰囲気はアットホームで分からないことは気軽に質問でき、大学院生の人数も多くないため密度の濃い指導を受けることができます。教授室のドアも常にオープンで、気になることが生じればすぐにdiscussionに移すことができます。多くの学部学生がアルバイトや勉強の為出入りしており、若い活気にも満ち溢れています。
当研究室は臨床の教室とは独立した生体調節研究所という施設に属しているため、臨床関連の業務に時間を取られ研究のウェイトが落ちる、ということはなく実験に集中できます。他ラボとの交流も盛んで、グルカゴンの研究でご高名な北村忠弘教授のラボとの合同ミーティングをはじめ、積極的な意見交換が行われています。
家族で前橋へ引っ越してきましたが、近くには温泉をはじめとする観光地も多く、子供をマイペースに育てるにはかえって東京より適しているかもしれません。また、職住近接でも東京都心より圧倒的に家賃が安く、アルバイトの時給単価も東京より良いので、経済的な面でも都会で大学院生として過ごすより恵まれていると感じています。
東京のど真ん中にある出身大学での大学院生活ではなく、ひょんなことから縁もゆかりもない地方都市(と言いつつ東京へのアクセスはそう悪くありませんが)での大学院生活を選びましたが、公私共々充実した生活が送れています。膵内分泌細胞の研究に興味があり大学院進学先を探している方、一度きりの大学院生活、群馬大学でいかがでしょうか。からっ風吹く上州の地でお待ちしております。